食べずにはいられない冬2017.11.16 スイーツ, ならがし, 冬asunara 奈良がニュースタンダード!?古くて新しいハマる新食感ぜんざい 寒くなると無性に食べたくなるモノってありますよね? 体が温まる鍋だったり こたつの中で食べるみかんだったり 寒い時に食べるアイスクリームが好き という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私が食べたくなるのは、体が温まって、甘いもの。 ぜんざいです。 ぜんざいといえば、想像するのは粒あんが入った汁粉に少し焦げ目の入った焼き餅が入ってるイメージですが、今回ご紹介するのは、粟ぜんざい。 アンコのスイーツのことといえばこちら「よしの舎」 氷は4月から10月まで、ぜんざいは11月からのスタートなので、こちらの暖簾が「氷」から「ぜんざい」に変わるが冬の食べごろです。 よしの舎では、夏は「食べずにはいられない」かき氷や「今日の朝ごはん2」でモーニングなどアンコ好きにはたまらない1品を提供してくださいます。 立派な苔玉にうっとりしてしまいます。 通常の餅入りぜんざい(700円)ももちろん美味しいのですが、今回はあまり聞き馴染みのない粟ぜんざい(780円)です。 私はいつも定番を選んでしまうで、はじめは餅入りぜんざいを頼む気マンマンでした。 また粟と聞いて、みなさんはどんなイメージをお持ちですか? なんとなくどんなものかは分かるけれど、古くさい食べ物だったり、あまりいいイメージを持っていなかったのが正直な感想。 ただ奈良時代から米以上に親しまれていたことは知っていたので、オーダーしてみました。 お盆にはぜんざいには欠かせない塩昆布とお茶がついています。 ではお椀の蓋を開けてみましょう。 今年の冬はじめてのぜんざいはワクワクしますね。幸せを味わえる瞬間のひとつです。 開けると、アンコの香りとたっぷりの湯気が顔をつつみます。 粟の上には、トロットロのこしあんがたっぷり。 「濡れてで粟」とことわざで言われるほどあって、ひとつひとつの粒が小さく輝いています。 プチプチっとした食感に絶妙の甘さがプラス!お箸がとまらない味わい 口の中に入れるとまず思うのが「粟ってこんなに美味しいんだ!」 注文する前のイメージとはまったく変わっていました。 なんといっても粟の炊き加減が絶妙で、ホクホクしているけれども、芯もあってプチプチとした食感も楽しめます。 そこにまた絶妙な甘さのこしあんが、粟の周りを口のなかで纏って味つけ。 粟もアンコもたっぷりあるように感じますが、口に入れるお箸の動きが止まらず、かき込んでしまいます。 もっと前から出会いたかった。ふと思っていました。 おそらく甘い、またはアンコ好きの人のなかでも意見が別れると思いますが、「粒あん」と「こしあん」のどちらが好き?という質問ありますよね。 私は、どちらかというと「こしあん」派。 もちろんアンコは好きなので普通のぜんざいもいただきますが、粟ぜんざいはこしあん好きには堪らない1杯に仕上がってます。 この冬、食べずにはいられない粟ぜんざいはいかがでしょうか?