栄養たっぷり!寒い冬はロシアの味と色彩であたたまる「ボリクコーヒー」2017.11.22 イベント, カフェ, コーヒー, ならまち, ならめし, みつけるasunara ならまちの情緒の中に突如現れる、お洒落であたたかいカフェ それは庚申堂を越えてすぐ、ならまち散策でちょうど小腹が空いたかな、という時に現れます。 庚申さんにお参りをして。 そのまま進もうとすると、すぐお隣の敷地に看板が見えます。 そしてお店に続く可愛らしい道が。 何だか引き寄せられるように、足を進めてしまいます。 訪れたのはちょうどお昼どき。 入口に貼ってあるメニューには気になる3種類のランチメニューのラインナップ。 この日は、和と露の汁定食とキーマカレーでした。 そう、こちらのボリクコーヒーはロシアを楽しむことができるお店なのです。 見たいものが盛りだくさん!待ち時間も飽きないのが人気の秘密 店内に入るやいなや、左手にはロシアの雑貨。 右手には、その季節の展示作品。 気になるものばかりで足が止まってしまいますが、まずはレジにて注文と支払いを済ませます。 それからテーブルを選び、荷物をおいて。 さあ、心置きなく、店内を見て回りましょう。 棚にはロシア雑貨がずらり。 おなじみのマトリョーシカをはじめ、異国ならではの不思議と目を引く色彩の人形やカップたちが、所狭しと並んでいるので、ずっと見ていられます。 連れて帰りたくなるような一体に出会えそうです。 そして店内では、季節ごとにイベントが行われ、素敵な作家さんの展示を見ることができます。 訪れた時は、イラストレーター西 淑さんの作品展「Season」を開催中でした。 料理を待っている間にゆっくり鑑賞して、気に入ればお土産代わりに買うことができるのも嬉しいですね。 雑誌やフライヤーも豊富なので、店内を見て回ったら、席でゆっくり待つのもまた良し。 そうこうしているうちに、料理が運ばれてきました! これぞ、追求して作り上げた本格的な一皿 ロシアと言えば、ボルシチ。おふくろの味だそう。 日本でいうお味噌汁のようなものでしょうか、きっと家庭によって具材や味が異なるんですね。 私は今回、生まれて初めていただきます。 添えてあるのは、黒パン。 本場ロシアのレシピをもとに、こだわりのパンと菓子のお店käsiさんに焼いてもらっているそうです。 それにしても、なかなか日本では食事で見慣れない色をしています。 正直どんな味がするのか、ドキドキしながら、早速いただきます。 見た目のインパクトとは裏腹に、野菜の旨味や甘味が効いていて、とても美味しい! 色合いやイメージからもっと酸味が効いているのかと思っていたのですが、全くそんなことありませんでした。 そして迫力ある色の正体でもある野菜ビーツは栄養満点! まさに、寒い冬に体を芯からを優しくあたためてくれる一皿です。 こちらはロシアのサワークリームで、スメタナ。 ボルシチやパンに添えて食べると、コクが増し、より一層美味しくなります。 しっかり完食。もう一度食べたくなる味でした。 味も雰囲気も、観光がてらなら立地も◎なお店。 木枯らしの吹く寒い日にこそ、また足を運びたいと思います。 また、現在〜12月2日(土)まで、ボリクーコーヒーでは、奈良の写真家 佐藤和斗さんの写真展「shihoetteⅡ」が開催されています。 いつもの愛らしい鹿たちの様子を切り取った写真とは印象が異なる、まるで切り絵のような夕暮れ時のシルエット写真。 とても美しいので、この機会にぜひ、素敵な写真と美味しいボルシチに出会う事のできるボリクコーヒーを訪れてみてください。