めきめきカメラ上手に!? kazuto photo tour ~spring~の濃密1日レクチャー2017.04.17 photogenic, バスツアー, みつける, 宇陀, 桜asunara 写真家・佐藤和斗先生の濃密フォトレクチャーをご紹介 こんにちは、ASUNARA着付け師の藤田芙美です。 先日4月10日に「Kazuto Photo Tour ~spring~」を開催しました! お越し頂いたお客様に御礼申し上げます。 実は私も主人のカメラを借りて参加いたしました。 当日までほとんど一眼レフに触ったこともない私が、1日のレクチャーにより どのくらい上達していったのか、そもそもそんな初心者で楽しめたのか、 ツアーの様子を追いながら、自ら撮影した写真を使ってご紹介します! 9:00 早速バスで出発! 今回のツアーは近鉄奈良駅の商工会議所前に集合でした。 受付して、早速バスに乗り込んだら、いざ宇陀へ出発! 道中にも窓の外には春らしい景色が広がります。 おしゃべりしたり、お菓子をつまんだり、思い思いに過ごすのも、バスの旅ならでは。 10:00 迫力のある美しさ、見ごろの又兵衛桜 出発して約1時間。最初の撮影ポイント「又兵衛桜」に到着です! 最初にKAZUTO先生がそれぞれのカメラを、天気や被写体に合った設定にしてくださいました。 一眼レフ、写ルンです、iphoneとカメラも様々なら、カメラの技術も様々です。 もちろんひとりひとりの様子に合わせて、その都度教えてくださいます! さあ、準備が整ったら、早速撮影の始まりです! 又兵衛桜は大きいので、まずは離れた位置から、全体像が入るように撮影します。 桜と、その周りを彩る桃や菜の花も見ごろで鮮やかです。 KAZUTO先生がホワイトバランスなどを最適に設定してくれたおかげで、 淡いピンクの又兵衛桜を柔らかい印象に撮ることができます。 少しずつ近づきながら、KAZUTO先生のアドバイスを受けて様々な撮り方に挑戦していきます! まずは目の前にある桜をぼかして、その中から又兵衛桜をのぞくように。 全体にピンクのもやがかかり、幻想的な様子になります。 こんな写真を撮ったのは初めてです! 花をアップで撮るときは、手前の花にレンズを近づけ、中間くらいにある花にピントを合わせます。 つい手前の花にピントを合わせてしまっていましたが、より柔らかく、可愛らしい印象になりますね。 同じカットでもホワイトバランスを変えると・・・ これもまた印象ががらりと変わり、青みがかった幻想的な雰囲気になりました! 様々な設定で撮ってみて、最も美しいモードを選べばいいのですね。 先生のわかりやすい指導の下、被写体の様々なとらえ方を習得していきます。 iphoneでの撮影のコツももちろん教えてくださいます! 日常にも生かせるポイントが盛りだくさんです。 又兵衛桜のそばにある桃花も満開! 早速先ほど桜で教わった手法で、中間の花にピントを合わせて撮ってみました。 バックの山の緑も良い感じです。 続いてカメラを地面につけるようにして撮影すると・・・ 草の緑と花の桃色、2色で塗りつぶしたような1枚に! そして、その2色の間に可愛く咲く小さな白い花にピントを合わせると・・・。 どこまでをフレームに入れて、どんなものにピントを合わせるか それを教わるだけで、まるで絵のような写真を撮ることができました! 素人の私には思いつきもしない撮り方です。 こんな風に遠くに見える小さな家に合わせてみたり。 写真には、面白い被写体を見つける力と、どんな構図にするかという発想力が大切なのですね。 目線を下げて、まるで地面に這いつくばるようにして撮ると・・・ 緑と桜のコントラストを収めることができました! 全員でこの姿勢で撮影する姿は、少し不思議な光景でしたが、集団なら怖くありません! 夢中で撮影していると時間はあっという間! 珈琲で一息つく暇もなく、みなさま終始夢中で撮影します。 最初は何をどう撮ってよいのかわからなかった私も、いつの間にか夢中でシャッターを切っていました。 12:00 お昼ごはんも大忙し!cafe equbo* ランチはこちらのcafe equbo*さん。 美しい町家の空間に、お昼 "休憩" とはいきません! メニューを決めたら早速カメラを構えます!素敵な家具や小物に、何から撮ろうかわくわく。 まずは目の前にあるコップ。 こうしたコップや奥の小さな鉢を撮るには望遠レンズで、わざわざ遠くから撮ります。 奥の部屋から、あえて手前に壁や物が写り込むように撮ると、奥行きが出るのだそうです! 天上のランプも素敵です。 雰囲気のあるオレンジ色の灯りを入れて撮っても綺麗です。 暖かい光に包まれているような1枚になりました! 食事が運ばれてくると、もちろんこのような様子に。 いつも美味しそうな様子が伝わらず困っていたので、何としても習得したいところです! 美味しそうに写すポイントは、光をしっかり取り入れること、器と食事の両方を写すこと。 しっかり光が当たって明るいだけで、とても美味しそうに色が写ります。 器は全部を写すのではなく、一部でいいのだそうです。 美味しそうに撮れました!これはiphoneにも応用できそう! そしてこちらは大人数のときにだけ撮れる写真。 スプーンやフォークまで、撮り方によって、とてもお洒落な被写体になってしまいます。 もちろんデザートも。アイスが溶けるぎりぎりのところまで、撮影撮影! 絶品の抹茶のガトーショコラや、スフレチーズケーキ。 フォークですくって、流れているノラ・ジョーンズのレコードを背景に1枚。 食べる前だけでなく、食べているときや食べ終わったお皿も魅力的な被写体でした。 今までは気づきませんでしたが、被写体はいつ何時もすぐ目の前にあるのですね! 心地よい空間と、美味しいランチ、そして軽妙な先生のトークに花が咲きました。 名残惜しさをかみしめつつ、最後の撮影スポットへ! 14:00 カエデの郷でタイムスリップ!ノスタルジックな撮影会 最後の撮影スポットでは、歴史ある木造校舎を、あらゆる角度から撮影します。 魅力的な建物と空間に、みなさん腕がなります。 まずは廊下から教室を撮ります。 教室の中と、外の木々が窓ガラスに写り込んで面白い写り方となりました。 教室の中ではカメラの位置を下げて・・・ 机の上にカメラを置いて撮ると、カーテンの色が綺麗に机に写ります。 ホワイトバランスを変えると・・・ 一気に澄んだ青色に!こちらも雰囲気がありますね。 普段は正面からしか見ない黒板も、こんな角度から見ると面白いよ、と先生。 さすが、写真家さんというのは、どうしたらおもしろい写真になるのかを見つけるプロですね。 こちらは左右で色の異なるガラス。 上り下り半々の階段。 角度一つでこんなにも面白い写真になりました。 ノスタルジックなオレンジ色に染まる教室 光がとても綺麗なこの教室では、ポートレートにも挑戦しました! 放課後のような灯りの入る教室で、地面や机、様々な角度から撮ります。 窓際に立つことで、人物は暗く、かっこいいシルエットの写真となります! 今度は、窓際に座ってみると・・・ 灯りを伴って揺らめくカーテンを入れて撮影します。 カーテンを少しだけ開けることで、柔らかい光が入り、温かみのある写真になりました! カエデの郷での撮影は、教室によって光の色や入り方が様々。 まるで探検するかのように、足を進めていきました。 今回のツアーでの発見は、KAZUTO先生はとにもかくにも 「どう写せば、おもしろい写真になるか」を見つけることが、とても上手!ということ。 同じ空間を見ていても、角度や切り取り方で全く違う、何倍も素敵な写真になります。 1日様々なコツや被写体の見つけ方を教わったおかげで、ツアー中どんどん楽しくなっていきました! これからカメラにはまっていきそうな予感です。 ツアーを引率してくださいましたKAZUTO先生にも、御礼申し上げます。 ASUNARAでは今後も、様々な季節や奈良の土地で、こうしたツアーを開催予定です! カメラがお好きな方も、カメラ初心者の方も、iphoneの写真の腕を上げたい方にも、 ぜひ様々なお客さまに、フォトジェニックな奈良へお越しいただきたいです。 今後のツアーのお知らせをどうぞお楽しみに。