朝から奈良を楽しむ、おいしいところ「鹿の舟〜竃〜」2016.12.03 みつける, 朝食asunara 素敵な1日を送れる気がする奈良の朝ごはん 12月に入ると、紅葉が終わり始め、寒くなり、奈良の観光客も減り始めてしまいます。 奈良に住んでいるものとしては冬の奈良もおすすめです! 奈良公園では鹿寄せのホルンの音色が鳴り響いたり、空気が澄んでキレイなので春日大社や猿沢池を朝散策すると人も少なく、張り詰めた空気を独り占めする感覚になります。 そんな朝を体験していただくには、奈良に泊まっていただいて、朝ごはんを食べて出かけるのが一番です。 そんな奈良の素敵な朝ごはんを提供してくれるのが、くるみの木の「鹿の舟 竃(かまど)」です。 全国でも人気のお店「くるみの木」の石村 由紀子さんがプロデュースした観光案内所を中心とした複合施設です。 竃では奈良の素材を使った、お料理が食堂の感覚で手軽に楽しめるんですが、実は朝も営業してるんです。 パンの消費量が全国でも上位に入る奈良。 ということが関係しているか分かりませんが、こういった手軽に奈良の素材の和朝食を食べられるお店は非常に貴重で、嬉しいです。 お店の前には大通りに面して、駐車場もあるので車でもアクセスしやすい立地です。 駐車場の料金は30分100円の奈良価格です。 新酒ができたことを意味する杉玉も飾ってます。お酒の神様に感謝の意をこめて、店内へGO。 お店の中に入ると右手に券売機があるので、食券を購入します。 朝ごはんは8時から11時までの営業しており、その後は昼ごはんへの営業と切り替わります。 ごはんは2種類から選ぶことができて、煮物と田楽がついた「大和の朝ごはん」1050円と、おかず1品と生卵がついたシンプルな「竃の朝ごはん」550円です。 食券を買うと、店員の方に渡して、カウンターにておかずをもらいます。 この食堂らしいシステムも楽しいですね。 カウンターでおかずをとって、席につこうとすると左手に大きな竃が見えます。 実は「鹿の舟 竃」での一番のご馳走はこの竃で炊いた奈良県産のお米を、たらふく食べられることなんです! そのまま進んでいくと薪を発見。 なんと、ガスでも電気でもなく薪をくべて炊きたてのご飯を用意してくれます。 食券を買って、席に着くまで、必ず竃を見られる位置に配置してある動線はさすがですね。 American Breakfastが好きな外国人の方が奈良にお泊まりになっても、この竃と薪をくべている姿は一見の価値ありですね。 席に着くと、「ごはんのおかわり」の案内が! ごはんを食べる前から、ごはんをおかわりしよう。と決心してしまいます。周りのお客様は、ほぼ皆さんごはんをお代わりしてらっしゃいました。 私が頼んだのは、竃の朝ごはんです。 こちらの朝ごはんは、550円とリーズナブル。 生卵がついているので、1杯目のご飯は、おかずとお漬物で食べて、2杯目は卵かけご飯にして食べられる最高の組み合わせです。 また、奈良はお野菜が本当に美味しいものが多い! この時期では宇陀のごぼうや、蓮根の根菜類、葉物では高級料亭でも使われる大和まな。 京都では賀茂茄子とブランドになっていますが奈良では丸茄子と言って、形も味も同じですが安い値段で買えたりと食材の宝庫です。 その上、日本古来の発酵食品のお味噌や奈良漬の漬物。 こんなに贅沢な和朝食は他県にはない気がします。 少し熱くなってしまいましたが、冷めないうちにいただきます。 ごはんをおかわりして、2杯目の卵かけご飯。 白身が溢れるくらい多く、透明で透き通った色をしています。 黄身の味わいも濃く、プルプルしていて、美味しい! 店内には、荷物置きやブランケットが常備されていて、こういった女性にも優しい心遣いがさすがですね。 食堂の中にはマルシェも併設されており、奈良の食材や飲み物、雑貨などありとあらゆるものが、購入できます。 竹かごや、年末年始に向けてしめ縄なども売ってました。 これは、先ほどいただいた卵かけご飯の卵! 早速、購入いたしました。実際に食べて見て、そのまま食材を購入できるのは嬉しいですね。 そのほかにも、室生の天然酵母のパンや、昔ながらのお菓子や調味料も売っているので、ついつい手が伸びてしまいます。 奈良県外の方はもちろん、奈良にお住まいの方でも食の再発見の場になること間違いないです。 朝から550円のShort Tripはいかがでしょうか?